肌ケア用の器具、ダーマローラー
肌ケア用として使われているダーマローラーは、コラーゲンを増やして肌再生を促す器具です。
ダーマローラーは、とても細い針がついたローラー状の機器で、これを肌の上で転がすと皮膚に目に見えないほどの微細な穴が開きます。これによって傷を治す力を高めて肌再生を促すという治療方法です。
あけた穴には、ビタミンC等を浸透させますので、ニキビ跡の症状改善に効果があると言われています。また、エイジングケアにも有効です。この刺激でコラーゲンの生成が促されるのです。
ダーマローラーを育毛に応用
肌ケア用のダーマローラーを頭皮用に応用したのが、育毛ダーマローラーです。
育毛ダーマローラーは、普段使っている育毛剤を、ダーマローラーであけた穴を利用して浸透力を上げることで、より頭皮に浸透させるという方法のために開発されました。
穴をあける針の本数は192本で、8本の針が24列並んでいます。ローラーは、マイクロスパイクと呼ばれ、この極細の針がついています。これを頭皮の上で転がすと、角質層はどの表皮へ目に見えない小さな穴があきます。ここに育毛剤を入れることになります。
育毛剤の浸透率が上がると、効果も上がりますので、育毛効果がでそうですね。マイクロスパイクを転がす時の痛みはほとんどなく、1時間もすれば、穴はふさがってしまいます。
育毛ダーマローラーの効果とは?
頭皮に小さな穴をあけてそこに育毛剤を注入するという方法にどれほどの効果があるのでしょうか。
通常、頭皮に育毛剤を塗った場合は、ほとんど蒸発してしまい、毛根にまで行きつかないと言われています。毛根まで届くのは微量なのです。
頭皮からの吸収力を高めるとそれだけ毛根まで届く量が増えることになりますので、育毛剤を届けるという意味での効果はありそうです。
育毛用ダーマローラーは育毛剤の浸透に注力しているので、針の穴は真皮にまで達する設計ではあります。そのため、肌ケアの時のようにコラーゲンが生成されるという効果はありません。
育毛ダーマローラーの注意点
ダーマローラーは、一般に販売されていて、自宅で使う人もいます。ですが、肌とはちがい頭皮行う場合は、髪が邪魔をすることもあるので注意が必要です。
特に、髪が長い場合は、皮膚にダーマローラーがしっかりとつかないため効き目がよく分からないということがあります。さらにローラーに髪が挟まることもあるので注意が必要です。
慣れるまでは、生え際などの、あまり髪のない部分で試すのがよさそうですね。
また、ダーマローラーを使う場合は、麻酔クリームで表面を麻酔しておくことが大切です。もちろん、肌ケアに使う場合とは異なり、真皮にまで達しませんので、我慢ができないほどの痛みではありません。
実際に育毛ダーマローラーを行うと、赤みがでてくることが多いようです。休日などをうまく利用して試してみるのがいいですね。
初めて行う場合は、自分で行うのではなく、クリニックなどを利用すると安心です。個人差も多く、行うのもむずかしいと言われているからです。
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