そもそもリンパって!?
血管に寄り添うように、全身に張り巡らされたリンパ管を通るリンパ。その役割はおもに免疫機能と排泄機能です。
免疫機能としてのはたらきは、体内に侵入した細菌やウイルスをリンパ液でリンパ節に流し、そこでブロックしてやっつけ、体外へ排出してくれるのです。
そして排泄機能とは、体中の老廃物を排泄口まで運び、排泄させる機能です。静脈も老廃物を運びますが、静脈では回収しきれなかった老廃物をリンパが受け取り流していきます。静脈のゴールは心臓。そんな大事なところに大量の老廃物は運び込めませんものね。
リンパには血管のようなポンプ(心臓)がなく、筋肉などの動きに合わせて流れて体中を半日から一日をかけて一周するので、とても滞りやすいのです。血液が40秒ほどで体中を一周するのに比べると、かなりゆっくりですよね。
リンパの流れが滞ると、余分な水分や老廃物がうまく排出されず、むくみやコリ、肥満、セルライト、疲労の原因になってしまいます。
硬くなった頭皮は老廃物のしわざ!?
薄毛の人に多いのが、頭皮のコリです。頭皮がカチカチでは血行も悪くなり、毛乳頭がうまく栄養分を取り込めませんし、弾力のない頭皮では、毛根が抜け落ちやすくなります。
植物でも、硬い土よりやわらかい大地のほうがよく育ちますよね。生やす環境には、やわらかな土台が必要なのです。
そしてこのコリの原因が、溜まった老廃物なのです。ですから薄毛対策には、リンパケアが必須なのですね!
リンパの流れをよくする方法は!?
リンパが滞る原因は、運動不足やストレス、塩分の摂りすぎ、冷え性などがあげられます。これらを解消するとともに、リンパマッサージをして流していきましょう!
まずは、リンパの最終出口である鎖骨の下をほぐします。ここの通りが悪いと、上流でいくらほぐしても老廃物は排出できません。それから頭頂から下へともみほぐしていきます。コリがあって硬いところは、指でぐりぐりとやさしく揉みほぐします。
くれぐれも頭皮を擦って毛根にダメージを与えないように気をつけてくださいね。そしてこめかみから耳周りには、たくさんのリンパ節があります。押すと痛いと感じるところを少しずつほぐして、下へ下へと流していきましょう。
いろんな方法でリンパ対策!
先ほど説明したように、耳の周りはリンパ節が集中しています。ここは降りてきた頭の老廃物をダイレクトに受けとめるリンパ節なので、よくほぐしましょう。
揉んだり押したりするだけでなく、耳たぶや耳の上部を持ってぐるぐる回したり、引っ張ったりするのも効果があります。耳は全身のツボが集まっているので、全身の健康維持にも役立ちます。
また、爪の生え際を揉みほぐすのもいいでしょう。ここは井穴という自律神経に効くツボです。ストレスによる自律神経の乱れは、血行にも悪影響をおよぼします。それに、毛髪も爪も主成分がケラチンで性質が似ているので、爪を改善すれば、髪を作る機能の改善も期待できます。
足の指の人差し指、中指、薬指の付け根のふくらんだ部分は、リンパの流れをよくするツボです。ここを押して痛みがあれば、リンパの流れが滞っているサインです。全身のリンパに効きますので、ぜひ押してみましょう!
まとめ
生命の維持に大きな役割を担っているリンパは、育毛や抜け毛対策の重要なカギでもあるのですね。さあ、今日から頭皮の老廃物をジャンジャン流して、健康な育毛環境をつくりましょう!
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