薄毛の治療薬は安全!?
近頃は男性型脱毛症の外来も増え、薄毛治療薬も処方されるなど、薄毛に悩む人には心強い限りですよね!薬で薄毛が改善されるなら、こんなに嬉しいことはありません。でも薬は薬。副作用などの心配は大丈夫なのでしょうか?
特に前立腺に影響があるかも知れないと聞けば、男性としてはどうしても気になるところですよね!
育毛剤と前立腺の関係は!?
薄毛外来で処方される育毛剤には、フィステナリドという成分が入ったものがあります。これは元々は前立腺肥大や前立腺がんの治療薬だったのですが、副産物的な効果として髪が生える例がみられたことから、薄毛治療に使われるようになりました。
薄毛治療用には「プロペシア」という薬が製造され、前立腺系に使われる薬よりは、フィステナリドの含有量は5分の1程度に抑えられています。
ところが、前立腺肥大や前立腺がんの治療薬だったにも関わらず、フィステナリドを服用すると前立腺がんを発症するリスクがある、という発表が、海外でありました。
高齢者よりは若い年代の人、そして4年以上の継続服用でリスクが高まるようです。また、すでに前立腺肥大が認められる人よりは、前立腺肥大がない人のほうが危険のようです。
ただ、日本で薄毛治療のために処方されるプロペシアのフィステナリド含有量なら影響はない、というのが一般的な見解です。もし心配なら、かかりつけの医師に相談してみましょう。
また、個人輸入でフィステナリド剤を取り寄せるケースがあるそうですが、これらのほとんどはプロペシアの5倍のフィステナリドが入っている前立腺肥大症や前立腺がんの治療薬です。とても危険なことなので、絶対にやめましょう!
ほかにはどんな副作用が!?
フィステナリドはほかにも、勃起不全や精子減少が起こることがある、といわれています。因果関係はまだハッキリとはしていないようですが、特にこれから結婚や子どもを持つ予定のある人などは、充分気をつけてくださいね!
参考:ED(勃起不全)を予防・改善するための簡単な10の生活習慣
肌に塗ったりスプレーしたりするタイプの育毛剤には、人によってアレルギーを起こす場合があります。初めて使う際には、パッチテストをして異状がなければ頭皮に使いましょう。天然由来成分やヒト由来成分を選ぶと、比較的安全のようです。
育毛剤によく使われる「ミノキシジル」は、動悸、息切れ、眩暈、嘔吐などを引き起こすことがあるようです。これは個人差があるようですが、かなり危険な症状なので、使う場合にはくれぐれも慎重に!
薬の使用は慎重に!
やはり「薬」と名のつくものは、副作用は避けては通れないようです。すべての人に効く決定的な薄毛対策がまだ発見されていない中、薄毛治療もまだまだ手探りの領域がたくさん残されています。
「新薬発見!」などといわれるとすぐに飛びつきたくなるところですが、薬や治療法は情報をたくさん集め、慎重に選びましょうね!
最もおすすめの育毛剤と言えば?
世界的に見ても、薄毛大国の日本。キマらないヘアスタイルで悩む人も多いでしょう。もし今はまだ大丈夫でも、育毛は手遅れになる前に始めるべきです。
育毛と言えばまずは“育毛剤”ですが、長く愛され続け、トップを独走している育毛剤を知っていますか?
とにかく一度、多くのファンを持つ“大人気の育毛剤”を試してみてはいかがでしょうか。